太陽が東へ沈むまで

毎日新しいこと発見。ネガティビスト脱却宣言。好きなものは全部繋がっていくと信じている凡社会人1年目がお送りします。

漫画家のように、小説家のように。

 

ただ今卒業論文の作成真っ只中である。

大学を卒業するにあたって最後の関門であり、年末年始の休暇を返上しなければならないほどの苦労を伴う。大学によっては論文を書かなくてもいいところがあるらしい。

 

俺は喫煙者なので、キーボードを叩きながらくわえタバコで作業を進める。タバコを吸い、コーヒーを飲み、タバコを吸い、レッドブルを飲む。そして夜から朝まで卒論をまとめ、ゼミに持っていき添削をしてもらう。その後は講義もある。よく倒れないなと自分でも思う。徹夜明けはストレスと幸福度が上がるらしいが、ランナーズハイのようなもので実際身体はボロボロだろう。

 

締め切りに追われる漫画家や小説家の部屋もこんな感じなんだろうと容易に想像がつく。綺麗だった灰皿は、朝に近づくにつれて吸い殻と灰で底が見えなくなる。底が見えなくなるにつれて気持ちも不思議と高ぶっていく。

 

あと1ヶ月ほどで提出なのだが、未だ全体像は見えてこない。そろそろゴールが見えていなければならない時期なのに、曖昧が確信に変わらない。それでも意外と焦りはない。見える、なんだかんだ提出日には論文を終わらせ安堵している姿が。やるときはやる男なのだ、俺は。過信すると痛い目にあうので考え過ぎないようにする。不安がこの世の誰よりも、どんなものよりも嘘つきで、裏切り者なのだと今年一年繰り返しながらどうにかやってきた。

 

笑え。どんな顔をしてもいいから笑え。