太陽が東へ沈むまで

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Iron Maiden "Senjutsu" レビュー(海外サイト和訳②:Extension 13)

主にTwitterで情報収集していると、かなりの数のレビューが見つかったので、できる限り和訳していきたい。まあDeepLで翻訳しているのであまり苦労はないですが…。笑

原文(英語)はこちら。Iron Maiden, 'Senjutsu': Album Review - extension 13

輝くメタルリフとブルース・ディッキンソンの地獄からの咆哮がなければ、Iron Maidenはプログレッシブバンドと間違えられるかもしれない。ラジオでは受け入れられない長さの曲、何世紀にもわたって受け継がれてきたテーマ、終末論的な未来へと向かっていく曲、一音一音が正確に奏でられている曲など、すべてがそこにある。

40年に及ぶキャリアの中で、この種の壮大なレコードを生み出してきた彼らの17枚目のアルバム『Senjutsu』は、Iron Maidenの中でも最も壮大な作品のひとつかもしれない。曲の長さが平均8分という、2枚組のアルバムとしては確かに彼らの中で最も重いものだ。しかし、落ち着こう、その旅は時に長いだけでなく、険しいものになることもある。

アルバム冒頭のタイトルトラックでは、転がるようなドラムと、アートワークに描かれた鬼のようなサムライが、今回の設定を示唆している。Iron Maidenは、東洋の神話やその他の宗教的な図像にインスパイアされており(特に目新しいことではない)、2015年の『The Book of Souls』に続いて、ずっと前に彼らにとって自然なこととなった音楽へのより原始的なアプローチを示している。

そのため、自分たちが発明した慣習に逆らったり(「The Writing on the Wall」)、自分たちの好みに合わせて削るための新しい角度を見つけたり(「Lost in a Lost World」)することで、より刺激的なアルバムになっていると同時に、時折疲れるアルバムにもなっている。ある意味では、短い曲の方がうまくいっている。「Stratego」と「Days of Future Past」は、どちらも5分に満たない曲だが、アルバムの長い曲に比べると、無駄がなく、集中していて、要点を突いている。

しかし、『Senjutsu』の心臓部はプログサイズの叙事詩の中で鼓動している。最後の3曲はそれぞれ10分以上あり、ゆっくりとした展開、ギターのデュエット、そしてそびえ立つ野心に見合うオペラのような重厚感がある。Iron Maidenの過去や、時代を超えたプログレッシブ・ロックを思い起こさせるような、どこか懐かしい響きがあるとすれば、それはおそらく重要なことだ。彼らがこのような一貫性をキャリアの中で達成していることには価値がある。彼らがいまだに自分たちを超えようとし、それにほぼ成功していることは、心から称賛されるべきだ。