太陽が東へ沈むまで

毎日新しいこと発見。ネガティビスト脱却宣言。好きなものは全部繋がっていくと信じている凡社会人1年目がお送りします。

したいことをしている?

愚痴を書いても何も変わらないので。数ヶ月の近況だけ書いておく。

苦心の末に卒業論文を書き終え、3月末に6年いた大学を卒業しました。友人にも祝福され、新たな旅路が始まる予感も、雑ながらありました。あれだけはよ卒業したい言うてたのに、終わる頃はまだ勉強したい、学びたいやからね。贅沢というべきか、どれだけ時間を無駄にした?というべきか…。

卒業論文を学科発表して、後は卒業式を待つだけという最後の"春休み"に急いで就活に取り掛かる。超スロースターター。卒業だけじゃ意味ないからね。とりあえずこの時点で、臨時採用で教員になるという大学入学以前から思い描いていたプランは再考することになる。卒業研究を進める中で、現在の教員の仕事を見ていくと自分にこなせる自信がなかった。それと、とにかく人に教えるだけの知識や技術が足りていなかった。その場その場を誤魔化して生きてきた人間にとって、晴れない霧を武器もなしに歩いていくのは至難の業である。明確に客観視しました。
まず、地元にある企業が取り組んでいる事業所が応募を出していたのをIndeed(バイト探すCMのやつ)で見つける。同じような職の応募はたくさんありましたが、いくつか比較した中で一番馴染みのある地域に職場があり、かつ待遇も良いところに惹かれるのは人間の性。私は条件がほとんど良くても自分の中で「これは絶対必須条件や!」という項目が満たされなければすぐ弾いちゃうタイプの♂なのですが、そんなこともなく、すぐに申し込む。すると数日後には電話が掛かり、「面接に来てください」と。ちゃちゃっと身支度して帰省、スーツビシッと決めて面接に伺ったのに、すげぇラフな、口頭試問よりラフな面接が始まって拍子抜けする。履歴書見ながら「この空白の2年は何してたの…?」と聞かれた以外は俺は何をしていたのか覚えていない。そのくらいあっさりしていた。トントン拍子で話は進み、1週間後、採用通知が届く。結局1社で就活は終わりを迎えた。俺も吉岡里帆になれる…?「人生チョロかった!」って言える…?親からは喜ばれましたが、俺はなんか「やってやった感」があるようでなくて、雲を掴むようなもやもやした気分だった。まあとりあえず仕事見つけたからいっかって感じ。教員免許取ったおかげで資格手当はつくし、基本給はまあ悪くない。ただ昇給は見込めないので長く働くところではないと思ってた。いる間に社会人として、あるいは人としてのスキルを身につけておけばいいのかなくらいの感覚であった。

そして、4月から仕事が始まりました。
ざっくり言うと、仕事は悪くない。人間関係がギスギスしてる以外は。致命的じゃねーか!関わる人間が同僚以外にもいる仕事なので、そこまで困ることはないのだけど、なんか人のいないところで悪口とか愚痴ばっか言っててマジで生産性下がるよ?って人がわんさかいて、とりあえずこの職場では同僚の不満は誰にも言えないなーってことが分かった。口は軽くネガティブな方ばかりだから、話は聞くけどその仲間には入りたくない。重々しい空気が蔓延ってる環境で行う仕事内容ではないのだけどなぁ。少しもどかしい。自分が年少であるから忌憚のない意見をどう伝えるかも模索中。意味があるのかないのか分からない、下手くそな話し合いばかりが行われてるけど、まず個々の関係が築かれてないからその場で意見言わず陰でコソコソ不満言う人だらけになるのでは?と毎日思ってる。だって俺、まだ自己紹介もしてない。されてない。極端に言えば、同僚の性別と名前しか知らない。これまで何をしてきたか、どういう生き方をしてきたか、好きなもの嫌いなもの、生きがい、目標、何も共有できてない。それこそ霧の中を歩いてる。あれだけ嫌だったのに。同じ歩幅同じ目線で歩けてないんだから、いくら40年50年生きててもこんなんなんだなって、社会に出て悲しくなっちゃったよ。
そんなところで、もう少し働こうとしている。自分自身が納得すること。変わること。そうすれば箱の中にいる人間を外に連れ出すことが出来るのだろう。

自分の小さな「箱」から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法

  • 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
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あっ、最初の約束破って愚痴っちゃった。

次はプライベートについて。一言で、観ている風景が変わらない4ヶ月。職場と家の往復。実家に帰ってきて親の有り難みと親に対するイライラが比例してプラマイゼロ。はやく一人暮らしに戻りたい。でも休みの日はくたびれていて、大抵部屋で音楽聴いて本読んでる。出会いがないだとか、友人と会いたいのに会えないだとか、知り合いのインスタ見て「いろんなとこ遊び行っててええな〜」と羨望の眼差しを向けながら落ち込むだとか、やめました。だってほとんど自分で動いてないんだもの。外と関わりを持とうとしてないのに出会いもへったくれもない。コンタクトを取らないと世界は動かないんだよ。と言いながら、今日も元気に部屋でネットサーフィン。

休みの日まで外に出る気力がない。何度か友人と飲みに行くことはあったが、身体が睡眠を欲していて、とにかくすぐ眠くなる。酒も弱くなった。大学生時代は身体が疲れてなかったから馬鹿みたいに飲めたんだと思う。あの頃(4ヶ月前)の元気はもうない。ずっと昔かのように思えてくる。この間、中学から仲良くさせてもらっている友人の結婚式もあった。自分でも驚くぐらい、めちゃくちゃ泣いた。素直に祝福できる感情がまだ残っていたのだ。いろんな相談を受けたし、いろんな経験を少なくとも思い出せるくらいには共にしてきた。あの頃から、自分は変わっているだろうか?それを感じる間も無く、友人の晴れの日を祝った。
コンディションも良くならない。4月からずっと咳が出る。喫煙者だから原因は分かっているのにやめられない。一時期は咳喘息じゃないかというくらい咳が止まらなかったが、病院では「肺はとても綺麗ですよ」と言われた。どういうことだよ。もしかして俺は6年間煙草みたいなものを吸ってきたのか。でも歯は黄色くなってて気になる。意味が分からないが、こうしてフリックしてる今も咳は出るし煙草も吸っている。

しまった、壮大に愚痴っちゃってるじゃないの。それだけ愚痴れる環境がないんです。母に愚痴っていてもすぐに自分の職場の話にすり替わり、聞き手が俺になる。友達だったら、親身に聞いてくれるだろうか。これまで俺がそうしたように。聞き手に徹したように。聞いてくれるだろうか。よく考えたら、俺は人に負担をかけないように生きてきたのかもしれない。気持ちいいマットに擬態して、とことん自分を殺していたのかもしれない。今度は俺がそのマットにダイブしてもいいだろう?

今年は「耐えつつ地盤を固める」1年にしよう。環境作りと関係作りも、少しずつしていこう。新しいものに飛び込め。気持ちの良いものに飛び込め。何も考えず飛び込め。

変わらない 変わります 変わる 変わる時 変われば 変われ - トータス松本ウルフルズ