太陽が東へ沈むまで

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Iron Maiden "Senjutsu" レビュー(海外サイト和訳⑥:Hotpress)

レビュー6つ目。

原文(英語)はこちら。Album Review: Iron Maiden, Senjutsu | Hotpress

2019年に書かれ、録音された後、すぐに金庫に閉じ込められ、彼らの巨大なマスコットであるエディに守られていた、長い間噂されていたIron Maidenの17枚目のスタジオ・アルバムが、ようやく日の目を見ることになった。パワー・バラードの「Darkest Hour」をはじめとする数々のサプライズ、タブ・シンパーであるニッコ・マクブレインのこれまでで最高のパフォーマンス(「The Time Machine」)、そしてスティーブ・ハリスが奏でるあの有名なギャロップをふんだんに盛り込んだ『Senjustsu』は、まさに圧巻の一言に尽きる。

10曲のうち、この6人組は底なしのトリックを駆使して、アレイスター・クロウリーの家での夜よりも悪魔的なご馳走を提供している。Iron Maidenのトップであるスティーブ・ハリスが作曲した曲は特に印象的で、ほとんどがインストゥルメンタルの「The Parchment」は傑出している。

強気のリフで構成された「The Parchment」は、Iron Maidenがこれほどスリリングな獣のようなサウンドを出したことはないだろう。「Death Of The Celts」は、ファンの間で人気の高い「The Clansman」の続編のようなもので、「Lost In A Lost World」では、ジェフ・ウェイン風のストーリーテリングサウンドスケープが楽しめる、もう一つの逸品だ。

壮大で、爆発的で、そして何よりもエキサイティングな『Senjutsu』は、Iron Maidenが依然としてメタル界の王者であることを改めて証明している。彼らの支配が長く続きますように。

9/10